2026年1月
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火葬場へのペット同伴の制限
葬儀・告別式まではペット同伴が許可されていても、その後の火葬場への同行については、さらに厳しい制限が設けられていることが一般的です。多くの火葬場は公営施設であり、食品衛生法や公衆衛生の観点から、動物の立ち入りを厳格に禁止している場合がほとんどだからです。火葬炉の前までペットを連れて行き、最後のお見送りをさせたいと願う遺族は多いですが、実際には火葬場の建物の外、あるいは駐車場で待機させなければならないケースが大半です。この場合、誰か一人がペットの見守り役として外に残らなければならず、その人は収骨(お骨上げ)に参加できないというジレンマが生じます。夏場や冬場などは、車内にペットを残しておくことが命に関わる危険を伴うため、エンジンをかけっぱなしにするか、交代で見守るなどの対策が必要ですが、火葬には一時間以上の時間がかかるため、現実的にはかなりの負担となります。一部の民営火葬場や、ペット火葬炉を併設している施設では、ロビーまで同伴可能としているところもありますが、極めて稀な例と言えるでしょう。したがって、火葬場への移動のタイミングで、ペットを一旦自宅に連れ帰るか、ペットシッターや預かり施設に依頼して引き取ってもらう段取りを組んでおくことが推奨されます。葬儀社によっては、火葬の間ペットを預かってくれるサービスや、火葬場から戻ってくるまでの間、自宅で世話をしてくれるシッターの手配を行ってくれる場合もあります。火葬場でのルールは自治体によって完全に異なるため、当日に現地で断られてパニックにならないよう、事前に葬儀社を通じて、あるいは直接火葬場に問い合わせて、ペットの待機場所や立ち入り可能エリアを確実に把握しておくことが、スムーズな進行のために不可欠です。