犬以外のペットは葬儀に参加できるか
ペット同伴葬儀というと犬を想定することが多いですが、猫やうさぎ、ハムスター、鳥などの小動物を飼っている場合、それらのペットも参列できるのかという疑問が生じます。結論から言えば、斎場側の許可が下りれば参列は可能ですが、犬以外のペットに関しては、その生態や習性を踏まえた上で、より慎重な判断が求められます。特に猫の場合、環境の変化に極めて敏感であり、知らない場所や大勢の人の気配に対して強いストレスを感じ、パニックを起こす可能性が高い動物です。キャリーバッグから出した瞬間に驚いて逃げ出し、そのまま行方不明になってしまうという最悪の事態も想定されます。そのため、猫を同伴する場合は、基本的にキャリーバッグから出さないか、リードやハーネスを厳重に装着した上で、飼い主がしっかりと抱きかかえて離さない覚悟が必要です。また、うさぎやハムスターなどの小動物も、大きな音や振動、温度変化に弱いため、長時間の参列は体調を崩す原因になりかねません。焼香の一瞬だけ連れてくる、あるいは祭壇の脇にケージごと置かせてもらうなど、短時間の参加にとどめるのが賢明でしょう。鳥類や爬虫類についても同様で、特に鳴き声の大きな鳥などは式の進行を妨げる可能性があるため注意が必要です。斎場によっては「犬はOKだが猫や小動物はNG」という規定を設けている場合もあるため、事前の確認は必須です。もし連れて行くことがペットにとって過度な負担になると判断される場合は、無理に参列させるのではなく、自宅にお骨を持ち帰った後にゆっくりとお別れをさせる「後飾り」での供養や、遺影のそばにペットの写真を飾るなどの方法で代用することも、飼い主としての愛情ある選択の一つです。故人への想いとペットの安全、その両方のバランスを冷静に見極めることが大切です。