葬儀社の見積もりを見ると「一式プラン」として様々な項目がパッケージ化されていますが、この中には必ずしも必要ではないものが含まれていることが多くこれらを無批判に受け入れることは費用の無駄遣いにつながる大きな落とし穴です。例えばドライアイスの量は一律で計算されていることが多いですが冬場や安置日数が短い場合には過剰な量である可能性があり、また祭壇の脇に飾る供物や果物籠などもプランに含まれているからといって必ずしも飾らなければならないものではありません。さらに注意が必要なのがスタッフの人件費であり参列者が少ない家族葬であるにもかかわらず受付係や案内係が過剰に配置されているケースや、司会者がプロである必要がない場面でも高額な司会料が計上されているケースなど人件費こそが削減できる大きなポイントとなることが多々あります。棺や骨壺についてもプラン内で選べるものは最低限のものであり少し良いものを選ぼうとすると追加料金が発生する仕組みになっていますが、燃やしてしまう棺に数十万円をかける価値が自分たちにあるのかどうかを冷静に判断する必要があります。遺影写真についてもデジタル加工費として高額な請求がされることがありますが今の時代ならスマホで撮影した写真を自分たちで加工してプリントアウトし額縁に入れるだけで数千円で済む場合もあり、プロに頼むべき部分と自分たちでできる部分を切り分けることが賢い節約術と言えるでしょう。葬儀社は利益を出すためにあの手この手で単価を上げようとしてきますが「それは本当に必要ですか」「これを削るといくら安くなりますか」と一つ一つ確認する勇気を持つことで数十万円単位の無駄を省くことは十分に可能であり、その浮いたお金を後の法要や遺族の生活費に充てることこそが故人も喜ぶ賢明な判断なのです。